CLT DESIGN AWARD 2025
- 設計コンテスト -
本コンテストは、2015年よりCLT(Cross Laminated Timber)の特性や魅力を活かした設計アイデアを広く募集し、その可能性を社会に発信する場として開催してきました。
2022年度からは「CLT DESIGN AWARD -設計コンテスト-」として新たな展開を迎え、より実現性の高い設計提案を募集するコンテストへと進化しました。創造性と環境配慮を兼ね備えた実現可能なCLT建築の設計提案を広く募ることで、CLTの普及促進やCLTを活用した工法・技術の新たな開発を後押しし、都市における木造・木質化のさらなる推進、そして持続可能な建築の実現を目指します。
- NOTICE -
おしらせ
- 2025.08.05 エントリー受付を開始しました。
-
2025.07.18
「CLT DESIGN AWARD 2025 - 設計コンテスト -」を開催いたします。
エントリー受付期間:8月5日(火)~10月15日(水)23時59分まで
- OVERVIEW -
コンテスト概要
募集内容
募集テーマ
いきいきと暮らす、高齢者のための生活拠点
元気な高齢者が自立した暮らしを楽しみながら、人や地域とのつながりを感じられる、新しい集合住宅型の住まいの提案を求めます。
食事をつくる、畑仕事を手伝う、誰かにごはんをふるまう―
そうした日常のひとコマが自然に営まれる「暮らしの場面」を想像してください。
なお、住まいは、単身だけでなく夫婦でも住める住まいとし、お年寄りがただ「介護される」のではなく、自分らしく暮らし、地域とつながりながら楽しく過ごせる新しい住まいを提案してください。
マルシェが開かれ地場で取れた新鮮な野菜が買えるとか地域に開かれた食堂など、地域の人々と入居者とが自然につながる機会が生まれる仕組みも歓迎します。さらに、日常的な健康管理や必要に応じた医療サービスが受けられる環境も取り入れ、安心して年齢を重ねていける暮らしを支えてください。
CLTの持つ木のぬくもりや家具配置の自由度を活かし、高齢者が“自分らしく”過ごせる「暮らしのある施設」をデザインしてください。

課題
CLTを活用した設計提案を募集します。提案は、テーマに加えて、以下の課題および設計要件をすべて踏まえたうえで構成してください。
- 建設地に関しては、実在の土地を想定し、地図や写真等により具体的に示したうえで、当該地域の関係法令・規制等に適合した提案としてください。
- 材料調達方法を想定して計画し、設計をしてください。
- 建物のメンテナンス方法を提案に含めてください。
- 環境配慮に関しては、施工時や建物の省エネルギー化、低炭素化、創エネルギー等を意識し、作品内に示してください。
- 工法・構造に関しては、他構造材との併用も可とし、鉄筋コンクリートや鉄骨、CLT以外の木質材料など、他の材料・工法と組み合わせてCLTを部分的に利用する提案も広く受け付けます。
- 構造、意匠、設備、性能(防耐火、遮音、温熱、耐久性、施工等)上、解決すべき様々な課題があります。これらの課題に対して、どのように対応するかを盛り込んだ提案内容としてください。また、告示を超えた大臣認定等を想定した提案の場合は、その意図を明記してください。
- SDGs(持続可能な開発目標)の17目標のうち、特にCLTの活用と関連が深いのは、11「住み続けられるまちづくりを」、12「つくる責任つかう責任」13「気候変動に具体的な対策を」、15「陸の豊かさも守ろう」等です。これらの視点を踏まえた設計提案を期待します。
審査基準
本コンテストの趣旨を踏まえ、以下の項目を考慮して審査します。
- ①技術的課題に対する具体的かつ効果的な提案が含まれているもの
- ②CLTが使われている理由が明確かつ普及効果があるもの
- ③国内林業・木材産業の振興に資するもの
- ④CLTを使用した工法の新たな技術開発に資するもの
- ⑤建物の建設および使用等における環境配慮がされているもの

審査方法
審査委員の合議により各賞を選定します。
賞・副賞
農林水産大臣賞
1点(副賞:賞金50万円)
国土交通大臣賞
1点(副賞:賞金50万円)
環境大臣賞
1点(副賞:賞金50万円)
日本CLT協会賞
1点 程度
スケジュール
エントリー受付期間と作品提出受付期間は異なりますので、ご確認のうえ、お間違えのないようご注意ください。
1 エントリー受付期間
2025年8月5日(火) ~10月15日(水)
2 作品提出受付期間
2025年10月16日(木) ~11月16日(日) ※23:59必着
3 審査会
2026年 2月初旬頃
4 結果発表・表彰式
2026年 3月6日(金)予定
- ※入賞者は、2026年3月初旬頃に東京都内にて開催予定の表彰式にご出席いただきます。
- ※表彰式参加のための交通費は事務局にて負担します。
- ※表彰式の日程は変更となる場合がございます。

- JUDGES -
審査委員
審査
委員長
三井所 清典
芝浦工業大学 名誉教授

略歴
- 1939年佐賀県生まれ
- 1968年東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 博士課程修了、芝浦工業大学 講師
- 1970年株式会社アルセッド建築研究所を設立
- 1982年芝浦工業大学 教授
- 2006年芝浦工業大学 名誉教授
- 2012年公益社団法人日本建築士会連合会 会長
- 2020年公益社団法人日本建築士会連合会 名誉会長
主な著書
- 「日本の風土と木造住宅 木材と木造住宅Q&A108」(丸善)
- 「生業の生態系の保全ーその建築思想と実践」(建築資料研究社)など

審査
委員
腰原 幹雄
東京大学生産技術研究所 教授 / NPO法人team Timberize 理事

略歴
- 1968年千葉県生まれ
- 1992年東京大学工学部建築学科卒業
- 2001年東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)
構造設計集団<SDG>、東京大学 大学院助手、生産技術研究所 准教授を経て、 - 2012年東京大学生産技術研究所 教授、NPO法人team Timberize 理事
主な著書
- 「都市木造のヴィジョンと技術」(オーム社)
- 「感覚と電卓でつくる現代木造住宅ガイド」(彰国社)
構造設計に、下馬の集合住宅、幕張メッセペデストリアンブリッジ、八幡浜市立日土小学校耐震改修、
油津運河夢見橋、金沢エムビルなど。構造の視点からさまざまな材料の可能性を追求中。

審査
委員
安井 昇
桜設計集団一級建築士事務所 代表 / NPO法人team Timberize 理事長

略歴
- 1968年京都市生まれ
東京理科大学大学院(修士)、積水ハウスを経て、 - 1999年桜設計集団一級建築士事務所設立
木造建築の設計および、木造防耐火に関する研究、技術開発、コンサルティングを行う - 2004年早稲田大学にて博士(工学)取得
- 2007年日本建築学会奨励賞(論文)受賞
現在、桜設計集団一級建築士事務所 代表、早稲田大学理工学研究所 招聘研究員、NPO法人team Timberize 理事長など。
専門は、木造設計・木造防耐火。

審査
委員
原田 真宏
芝浦工業大学 建築学部 教授

略歴
- 1973年静岡県生まれ
- 1997年芝浦工業大学大学院建設工学専攻修了
- 1997-2000年隈研吾建築都市設計事務所
- 2001-2002年文化庁芸術家海外派遣研修員制度を受け、
ホセ・アントニオ&エリアス・トレースアーキテクツ(バルセロナに所属) - 2003年磯崎新アトリエ
- 2004年原田麻魚と共に MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 設立
- 2008年芝浦工業大学 准教授
- 2016年芝浦工業大学 教授

審査
委員
石川 敦子
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 研究コーディネーター

略歴
- 1968年東京都生まれ
- 1992年東京農工大学農学部卒業
- 1997年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、博士(農学)
- 1997年~森林総合研究所
日本木材学会 理事、NPO法人才の木 理事など。
木材の性質、経年変化、塗装、利用など幅広く研究。



- REQUIREMENT -
応募要項
応募対象・資格
- 設計の実務経験者、建築を学ぶ学生(大学生、専門学校生、高校生等)
- 個人・企業・団体・グループ単位での応募が可能
- CLT設計の実績の有無は問いません
- 年齢や性別等の制限はありません

応募方法
本コンテストは、『エントリー(参加登録)』と『作品提出』の2段階方式で実施します。
エントリー(参加登録)
【受付期間】2025年8月5日(火)~10月15日(水)
「エントリーフォーム」より、必要事項をご入力のうえご登録ください。
※エントリーフォームは当ページ内下部の【応募する】ボタンから遷移できます。
※エントリーされた方には、作品提出に関する詳細情報(作品提出フォーム等)をメールでご案内いたします。
作品提出
【受付期間】2025年10月16日(木)~11月16日(日)23:59締切
受付期間内に「作品提出フォーム」より、必要事項の入力および作品データのアップロードを行ってください。
ご注意ください!
本年度より、『エントリー(参加登録)』期間と『作品提出』期間は別々のスケジュールで実施します。
エントリーを完了していない方は、作品提出ができません。参加を希望される方は、必ずエントリー期間内にご登録をお済ませください。
応募書類
応募書類は、以下の仕様としてください。

- サイズ:A2(420×594mm)横使い
- 枚数:2枚以内
- ファイル形式:PDF形式(1枚あたり1MB以上10MB以下)
- 表現形式:図面、パース、ドローイング、CG、模型写真等、表現方法や書式は自由
- 文字サイズ:作品内の文字のフォントサイズは11ポイント以上としてください。
- 提出ファイル名:以下の形式としてください。
CLT2025_応募者(代表者)氏名_作品タイトル_ページ数.pdf
※ファイル名が異なる場合、受付処理に時間を要する場合があります。

応募点数
- 応募者1名または1グループにつき1点までです。
- 同一人物が個人応募とグループ応募を併用することは可能です。
応募の流れ
ID・PW発行、作品提出フォームURL送付
①でご登録いただいたメールアドレスにエントリー登録完了連絡と「作品提出フォームURL」を送付
URLからログイン(ID・PW入力)
①でご登録いただいたログインIDとパスワードを入力
応募者情報・作品の登録
必要項目を入力、応募作品を登録
応募完了
注意事項
- 応募作品内に個人・団体名等、応募者が特定できる情報を記載しないでください。
- 応募作品は天地逆転しないようご注意ください。
- 応募データには作品以外のものが一緒に入らないようしてください。
- 応募作品内の本文は、原則日本語としてください。
- 応募作品が2枚の場合、1ファイルにまとめず、別々にアップロードしてください。
応募にあたり
- 応募作品は、応募者自作のもので国内外のコンテストにおいて受賞歴のない作品とします。ただし、過去に受賞歴のある自身の作品をもとに新たにCLTを活用した作品を制作した場合、当該受賞作品も併せて提出することで応募を受け付けます。
- 応募作品の制作および送付・移動における費用はすべて応募者がご負担ください。
- 主催者は提出物受理後、応募作品の管理について万全の注意を払いますが、天災、その他不慮の事故・破損・紛失については一切の責任を負いません。
- 提出された作品および資料は返却いたしません。
- 応募内容に関して、事務局より応募者へ確認連絡を行う場合があります。
- 公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているもの、本実施要領に反しているものについては、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件や応募規定に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。なお、その場合に生ずる損害について賠償は一切おこないません。また、受賞取り消しにあたっては、応募者名や所属名を公表する場合があるほか、今後、主催者が実施する事業等への参加を認めない場合があります。
- 応募作品の意匠、特許、実用新案、商標、著作権などに関する全ての知的財産権は応募者に帰属します。そのためこれを保護する責任は応募者本人となりますので、応募の際は応募者が自ら必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。応募作品につき著作権等の侵害による争議が生じた場合、主催者は一切の責任を負いません。
- 入賞作品について、作品の意匠登録を行う場合は主催者側で意匠登録出願費用を負担いたします(手続きの代行は主催者側で行いません)。
- 主催者は、応募作品を展示会やWebサイト、広報資料などで紹介・掲載することがあります。その際、応募者の情報(氏名、所属、年齢、住所は都道府県名まで)を併せて公表させていただく場合があります。
個人情報の取り扱いについて
- 本コンテスト応募者の個人情報は、本コンテストの審査・結果発表や本コンテストに関する確認事項の連絡の目的で使用します。
- 本コンテスト応募者の氏名などは、主催者が発行する広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。
- 上記目的のほか、ご本人の同意を得た範囲内で利用させていただく場合があります。
- 本コンテスト応募者の個人情報は、ご本人の同意なく利用目的達成に必要な範囲以外の利用および第三者への開示・提供はいたしません。 ただし、法律のもと正当に請求された場合はこの限りではありません。
- ENTRY・CONTACT -
応募・お問い合わせ
お問い合わせ
問い合わせ先
- 一般社団法人 日本CLT協会
- 〒103-0025
- 東京都中央区日本橋茅場町3-9-10 茅場町ブロードスクエア2階
- TEL:03-5801-9883
- MAIL:compe@clta.jp
応募作品の登録方法についての問い合わせ先
- CLT DESIGN AWARD 2025
事務局:株式会社トライ - TEL:03-3824-7239
- MAIL:info@clt-design-award.com
本コンテストは、「令和7年度 森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策補助金等(建築用木材供給・利用強化対策のうち建築用木材供給・利用人材確保対策事業のうち木造建築物の設計者・施工者育成事業」の一環として実施します。